ちいさななやみ

「ん‥‥ありゃ?」

 暑くも寒くもない、いつもやったらずっと寝てるような朝。そやけど、目ぇさめたら外まだまっ暗やった。

 今日はお父ちゃん、朝早ぅからお仕事やから、あたしは朝遅ぅてもええんになぁ。あたし、そんな几帳面やったろか?

 まくらの横見たら、ミミが気持ちよさそにまだ寝とん。起こすのもかわいそうやし、あたしはそぉっと下に降りてった。

 

 顔洗って、ひとりのごはん。なんやしらんけど面倒になってもうて、みそ汁ごはんにかけただけ。テレビに映ってるんは天気予報。きのうも晴れ、きょうも晴れ、あしたもきっと晴れ‥‥つまらんなぁ。

 そのまんま、ぼ〜っとしとったら、なんや変な感じ。なんやろなぁ思てからだ動かしてみたら、むねのあたりが痛なってん。さわってみるとやっぱり痛い。そんな運動なんてしたかいなぁ‥‥?

「ミ!!」

 あいたっ!

 あたまの後ろに、げしっ、と痛み。ミミやな。いつのまに‥‥って、わぁ!もうこんな時間や。ゆっくりしすぎてもた。

 むねの痛いんはまだおさまってへん。けど、

ヘタに薬飲むんもあかんかなぁ、思て、あたしはそのまま学校に歩きはじめたんや。

 学校行って、授業受けて、みんなと話して、もうすぐ放課後。あ〜、きょうは全然やる気が出ぇへんなぁ。むねも朝より痛なってるし。

 妙ぉにつっ張って、変やな?そやけど帰ってもまだお父ちゃんおれへんやろし‥‥しゃあない。ゆき先生に診てもろたろ。

 

「失礼しま‥‥ありゃ?」

 保健室のとびら開けようとしたら、札がかかってた。『きょうはおでかけです。ゆき』やて。

 こういうときに限って、おれへんのやなぁ。あ、でもカギはかかってへん。たしか、病気の本あったと思うから、ちょっと見てみよか。

 

 う〜‥‥ゆき先生、あんな風でもやっぱ保健室の先生なんやなぁ。えらい難しい本ばっかで、ほんま、頭くらくらしてまうわ。

 えぇと、あたしでも読める本、読める本、っと‥‥あ、これなんかどうやろ?『家庭の‥‥』っちゅうくらいやから、先生やなくても読めるかもしれへんな。

 ほんなら、まず目次。へぇ、痛いとこから病気わかるんや。こら便利やなぁ。あたしが痛いんはむねやから‥‥あ、あった。

 きょ、胸骨?むねの骨やな。その後ろが痛いと‥‥狭心症、心筋梗塞症、肺塞栓症。いや、さっき走ってんけど、どきどきしてへんし。いくらなんでも心臓やないやろ。

 次は‥‥肺かぁ?

 す〜‥‥は〜‥‥

 ‥‥ん〜。息おもっきり吸ぅても苦しくならへん。これでもないんかなぁ。

 こっちのは‥‥なんや、えらい難しい名前の病気やな。前胸部に始まり、背部から腰部に移動する‥‥動いてへんからちゃうな。次は、っと‥‥

 

 ‥‥ふぅ。こんだけ探してもみつからへん。なんなんやろ?

 そう思いながら、ページなん枚かぺらっ、とめくったら、なんや変なこと書いてある。

 ええと‥‥しこり? たしか、体の中にある、硬いもんのことやったなぁ。それがむねん中にあって‥‥か。ちょっと痛いんがまんして、んっ‥‥あ。しこりあるわ!

 それから?押すと全体的に痛くなる‥‥痛いなぁ。

 あとは‥‥皮膚が乾いて、張ってくる。乾いてるし、張ってる‥‥ぴったしや。あたしの病気はこれなんか。そんで、名前は‥‥え!?


 ‥‥ど、どないしょぉぉ!?

「あ〜いこ☆」

 うぁっ!!

 いきなり背中から声がかかって、あたしはぱっと本をかくした。むねに当たって、じんじん痛い。

「ああ、ハナちゃんかぁ」

 背中から、長い髪がこぼれてきてん。保健室のとびら、閉めといたはずなんに、そばに来るまで気ぃつかへんかったわ。

「ここ、保健室だよね。あ〜いこがいるなんて、変なかぁんじぃ」

「あ?あ〜。そ、そうかもしれへんなぁ」

 あはは、って調子よぅ笑ぅたら、離れてくれるかなぁ、思たら、ハナちゃんいきなりピタッ、と止まった。あたしの目をじっと見つめて、

「‥‥あいこ、なんか変」

 ぶすっ、としたハナちゃんに、なんて応えたらええんか、わからんかった。ああ、なんや、またむね痛なってきたみたいや。

「変だよ。あいこ、なんかあったでしょ!? ハナちゃんに、言ってごらんさい!」

 そない言われてもなぁ。ハナちゃんにわかるわけないし、わかっても困るだけやろし‥‥ああ、痛いなぁ‥‥

「あいこ!!」

 痛っ!!

「‥‥あぁ、もうっっ!ハナちゃんなんかにわかるわけないやろ!もう出てってんかっ!!」

 はぁ、はぁ‥‥あん?なんや、いきなり静かなってもうたな‥‥

 そぉっと、背中の方を見たら、白い影がだまって立っとった。肩落として、ちょっと前かがみになって、そんでも、目だけおおきく開けてん。けど‥‥

「あ、いこ‥‥」

 けど、その目ぇなんも見てへん‥‥あたし、いまなに言うたんや!?

「ハナちゃん、ばいばい。ね」

 あたし、ハナちゃんになにを‥‥!!

 

「ハナちゃん―――」

 自分の声ではっとした。あかん、いままでぼぉっ、となっとったみたいや。けどもうハナちゃん、どこにもおれへん‥‥

 あいちゃんが先に出ていっちゃって、はづきちゃんと二人の放課後。

 なんだか、きょう一日おかしかったな。なに言っても、ぽけっ、とした答えしか返ってこないの。

「おんぷちゃんにも?」

 あら、わたしのひとりごと、はづきちゃんに聞こえてたみたい。わたしはうん、ってうなずいて、

「どうしたのかな?」

 考え込んじゃったはづきちゃんが、突然あれっ、て顔になった。見ている先を目で追ってみると、廊下の向こうからハナちゃんが歩いてきてた。だけど‥‥なんだろう?うつむいちゃって。

「ハナちゃん?」

 声かけたのに、気付いてないみたいだわ。そのまま、まっすぐ歩いてくる。わたしは、ハナちゃんの目の前に立って、

「どうしたの、ハナちゃん?」

 そう言っても、なにも聞こえてないみたいに歩いてくる。そのまま、わたしにぶつかるまで。

「うぶっ!‥‥あ、おんぷ‥‥」

 上を向いて、わたしを見た。目のあたりが、なんだか赤くなってるわ。

「さっきから声かけてるのに、なに考えてたの?」

「ハナちゃん、考えてないんだって」

 なに?

「ハナちゃん、なにもわからないんだって」

 そのまま、しゃがみこんで小さく泣きはじめた。声も出さないで。

「‥‥ひどい!!」

 はづきちゃんが、その背中をなでながら言った。そうよ、ひどいわ!

「だれよ、そんなひどいこと言うの!!」

 ハナちゃんは本当の小6じゃないわ。でも、だからってそんな言葉‥‥!!

「‥‥あいこ」

 え?

「あ〜いこ」

 うそ‥‥そ、そんな‥‥

「ハナちゃん、あいこに嫌われちゃった‥‥」

 そんな、まさか!?

 どれみちゃんにハナちゃんあずけて、わたしは保健室に来た。みんな、困った顔してたな‥‥当然ね。みんな、信じてるんだもの。あとはわたし。絶対に、最後まで信じるだけよ。

 じゃ、ひとつ深呼吸して、と。

「あいちゃん♪」

 とびっきり、明るい声で呼びかけながら、とびらを開けた。そしたら、

「入るんやない!」

 返ってきたのはすごい大声。だけど‥‥

「入るな、言うとるんが聞こえへんのか!!」

 だけど、痛い声だわ。やっぱりそう。だったら、

「ここは保健室よ。誰が入ったって構わないじゃない?」

 ちょっとだけ、微笑みながら。わたしは背中向けたあいちゃんに近づいていった。

「ええから、出てかんかいっ!!」

 いっぽ、いっぽ。確かめながら近づいていく。あいちゃん、ずっとどなってるけど、一度もこっち向こうとしない。

「ね、どうしたの?」

「なんでもあらへん」

「うそ」

 わたしは、両方の肩に手を置いた。絶対、逃がすもんですか。

「ハナちゃん、おびえてたわ」


 ビクッ


 いまはわたしより小さく見えるあいちゃんの体、ふるえてる。かわいそうだけど、でもちょっとだけ、ほっとした。

「やっぱりね。あいちゃん、ハナちゃんがどんなことしても、イヤな怒りかたしないはずだもの。
 ‥‥ねぇ、なにがあったの?」

「‥‥おんぷちゃんには、関係あらへん」

 またそんなこと言って! もうちょっと、いじめちゃうわよ?

「ハナちゃん、泣いてたな。しゃがみこんで、声も出さないで泣いてるの。あ〜んな姿、今まで見たことないわ」

 がばっ、て思いっきり振り向いたあいちゃん、目にいっぱい涙がたまってた。覚悟はしてたけど、むねに詰まっちゃう。いったい、なにが‥‥あれ?

 机の上に、本が開いてる。これ見てたんだ。

「それ‥‥?」

 本を取ろうとしたら、ばっ、と抱え込んじゃった。原因は、これね?

「それ、見せて」

「何すんねや!」

 あいちゃんの手。いつもと違って、全然力がないわ。

「いいから!見せて!!」

 本をつかまえて引っぱったら、

「あ、あつっっ‥‥」

 あいちゃんいきなり、むねを抱えてちいさくなった。

「あいちゃん、むね‥‥?」

 いま、ちょっと本がぶつかっただけじゃない。なのにこんなに痛がるなんて‥‥それに、

「それって、病気の本‥‥?」

 ちらっと背表紙が見えた本。これ、うちにも、たしかあるわ。変わった病気のとき、ちょっと読んだことがある。それじゃ、あいちゃんも?

「あいちゃん!!!」

 肩を大きくゆすったら、本が机の上に落ちた。しおりをはさんだページが開いてる。

 そこにあった病気の名前を見た瞬間、わたしの時間が凍った‥‥

 あぁ、おんぷちゃんにばれてしもた。最後まで隠したかったんになぁ。

 むねはまだ痛いけど、その奥の方がもっと痛いわ。

「あいちゃん」

 背中から、おんぷちゃんの声。

「お医者さん、行きましょ。
 わたし、結構顔がきくのよ。いいお医者さん、探してあげるわ」

 いつもと違う、やさしい声。なんや、悲しなぁ‥‥

「そんなわけいかへん。こんな病気、いい医者なんてかかったら、お金ぎょうさんかかる」

 そや、お父ちゃんに‥‥迷惑かけられへん‥‥

「そんなこと、気にしないで。あいちゃんは、自分の体のことだけ考えてていればいいの」

「おんぷちゃん‥‥?」

 なに言うてるんやろ。気にせんでええ、言うたかて‥‥あ!

「まさか、お金って」

「うん」

 首だけ振り向いたら、にっこり笑てる。‥‥あかん。

「あかん。それは、絶対あかん‥‥」

「いっぱい、いっぱいお仕事して、わたしがあいちゃん、治してあげる」

 そんなん、ちゃうわ。

「おんぷちゃんのお金は、おんぷちゃんの夢のためのもんやないか。あたしなんかに使うんなんて間違ぅて‥‥」

「あいちゃん!!!」

 びくっ、とした。思わず目ぇ閉じてまうくらい、すごい大声や。

「あいちゃん、こっち見て」

 まだ、体がびくびくしてる。それでも、なんとかそぉっと目ぇ開けて‥‥あたしは、心臓が止まりそうになった。

「大親友だって言ってくれたよね?わたし、あの日のこと、絶対に忘れないわ」

 目の前に、こぶし握りしめたおんぷちゃんが立ってた。ぽろぽろ涙こぼしながら、それでもまっすぐあたしを見つめるおんぷちゃんが、そこにおった。

「あいちゃん、あきらめないで。お願いだから、なんでも言って。‥‥わたしに、言って!」

 気がついたら、おんぷちゃんの目ぇの中に、泣いてるあたしが映ってた。もう、なんも言えへん。

 あたしがちょっとだけうなずいたら、おんぷちゃん、涙流したまま笑ぅてくれた。

「いやって言ってもつきあうわよ。あいちゃんのここと一緒に、最後までつきあってあげる」

 そういいながら、あたしのむねの真ん中に手を当てて‥‥ん?真ん中?

「おんぷちゃん、そこ、ちゃう」

「え?」

 なんや、びっくりした顔して。間違えたんちゃうんか?

「痛いんはむねや。そこやったら、心臓やんかー」

「え?え?心臓が悪いんじゃないの??
 だって、そのしおりはさんだページって‥‥」

 しおり?あぁ、

「これは、ゆき先生のしおりや。あたしの見てたんは、ここ‥‥」

 あたしの病気のページ開いて、おんぷちゃんの顔に押し付けた。

 おんぷちゃん、しばらぁくじっとしてたけど、だんだん体がふるえてきた。ショックやろなぁ。あたしかて息止まってしもたくらいやから‥‥


 うふふ‥‥


 ん?


 あっははははは‥‥


 なんや、なんや?? 本頭にのせたまま、思っきり笑ぅてん。こんなおんぷちゃん、初めて見るわ。

「もう、あいちゃんったら

「いまの、おんぷちゃんの笑い声だよね?」

「もう入ってもいいのかしら?」

 廊下のほうから、なんやごちゃごちゃ聞こえてくるけど、どうでもええわ。今は背中のおんぷちゃん、なんとかせな!

「ちょ、ちょいまち!まて言うてるやろ!」

 あの本見てから、いきなりあたしの背中に抱きついてん。そんで、そんでむねを‥‥

「‥‥あ、あつっ!つつつっ!痛い、痛いて!!」

 痛いとこさわって、どないすんねゃ!?‥‥あぁ、もう痛ぅて頭ぼ〜となってまうわ。

「おんぷちゃん、どう‥‥えぇっ!?」

 あぁ、どれみちゃんやぁ。たぁすけてえぇ〜

「な、なに?なんであいちゃんのむね、おんぷちゃんがさわってるの!?」

 入ってきたみんな、入り口で固まってる。そらそうやろなぁ。痛い頭でぼ〜っと考えてると、

「やっぱり」

 って言うて、やっと手ぇ離した。

 あぁ、だんだん頭はっきりしてきたで。‥‥なぁにが『やっぱり』や!どなったろ思て振り向いたら、おんぷちゃんの顔がドアップになった。

「ね、まだ痛い?」

 痛いかやて?そんなん痛いに決まって‥‥え?

「あれ?痛ないわ」

 ちょっと張ってんけど、もう痛ない。なんでやろ思て顔上げたら、赤い目のおんぷちゃんが、笑って指を立てとった。

「あいちゃんのむね、大きくなってるのよ。それに体がついていけなくって、痛くなっちゃったの」

 ‥‥ちゅうことは、や。病気や、なかったんか‥‥

「あのぉ‥‥話が見えないんスけど?」

 あ?ああ、どれみちゃん、いたんやったな。

「つまりね、いきなりむねが痛くなっちゃったあいちゃんが、変な病気だと思い込んで落ち込んでたの。
 そこに、ちょうどハナちゃんが来ちゃったから、ついどなっちゃった、ってこと」

 ‥‥もうええ。あほや言うて笑ぅたらええわ。いらん心配して、もう疲れてしもた。

「そういうわけだから、だいじょうぶよ、ハナちゃん」

 え? どれみちゃんの後ろから、ひょこっ、て顔出したん‥‥

「それじゃ‥‥あいこ、ハナちゃん嫌いじゃ‥‥ない?」

 ハナちゃん!! あたしは途端に目ぇさめた。ハナちゃんの前まですっ飛んでいって、頭下げて、

「ハナちゃん、ごめん!ほんまあたしがあほやった。許してくれへんかもしれんけど、ごめん!」

 もうゆかにすりつけても、まだ足りへん。許してくれへんかったら、どないしたら‥‥

 そない考えてたら、背中になにか当たった。ハナちゃんの手や。

「病気じゃなかったんだ。よかったね」

 ハナちゃんが、しゃがんであたしのこと見てる。

「許してくれるんか?」

「うん☆ ハナちゃん、許しちゃう。だからぁ‥‥おむねさわらせて

 え?ええぇっ!?

「ハナちゃん、あいこのおむね、さわりた〜い☆ ねぇねぇ、いいでしょ。あ〜いこ

 や、もぅ、そないはっきり言われても。なんて言うたらええんか‥‥はぁ。

「だめよ。まだ痛がってるんだから」

 おんぷちゃんがハナちゃん立たせてくれたんで、あたしもなんとか立ち上がった。はぁ、助かったわ。

 ‥‥と、思たら、

「おんぷ、ずっる〜い!ひとりじめ、だぁめ!!」

「わたしのは、治療だからいいの」

「じゃあハナちゃんも、ちりょう、する☆」

「だめぇ〜っ!」

 同じレベルやんか。はぁ、まったく。

「なにやってんやろなぁ‥‥さっきまで、あ〜んな泣きべそかいとったくせに」

 ちょっと口からこぼれてもうたら、おんぷちゃん、くるっ、と振り返って、

「なに言ってるの。演技よ、演技。芸能界に何年いると思ってるの?」

 んなぁ‥‥わかってても、そう言われるとなぁ。

「あれ?あいちゃん、むねのとこ、血がついてるよ」

 ちょっと腐ってたら、どれみちゃんが不思議そうに言うた。血ぃやて?‥‥あ、ほんまや。でもなんでこんなん‥‥あ。

 ちろっ、と横見たら、おんぷちゃんこっそり離れようとしてる。‥‥逃がさへん。ばっ、とおんぷちゃんの手ぇつかんだら、

「あいたっっ!」

 やっぱり。

 あたしはそのまんま、どれみちゃんの方に向いて、

「あぁ、これな?」

 ‥‥ふぅ。できるだけ、声軽ぅせな、な。

「さっきよろけてなぁ、おんぷちゃん、ちょっとけがしてもうたんや」

 そぉっと開いた手のひら、ツメの跡が残ってん。血が出るくらい、強ぅ握っとったんやな‥‥

「あほやなぁ‥‥せやけどこんなん、ツバつけといたらすぐ治るわ」

 あたしは、おんぷちゃんが手ぇ引っ込めんうちに、ツメの傷あとをぺろぺろっ、てなめた。


 こころん中で、おおきに、て言いながら。

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